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田母沢御用邸〜collection23〜栃木旅行その3 [建築]

日光田母沢御用邸
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栃木旅行終わりです。
最近の変な天候のせいか風邪をひいてばかりで、つい気の緩んだ生活をしています。
早く取り戻さねば・・・。とりあえずblogで心機一転。
もっと気持ちにゆとりを持たないとねー。
と、最近友達になったバングラディッシュ人にも昨日云われました。
はい。

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栃木旅行の二つ目の目的は、こちらの田母沢御用邸でした。
以前から人に勧められて気になっていた場所だったのですが、行ってみて、
どうしてもっと早く行かなかったのだろう!?と思わず叫びました。
見応えのある、本当に素晴らしい建物です。
なんせ天皇のための建物ですからね。規模も、趣向も、お金のかけ方も、半端ないです。

別荘P1030151.jpg別荘P1030150.jpg別荘P1030160.jpg別荘P1030149.jpg

細工のひとつひとつが、気が遠くなるほど細かいんです!
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これ全部手作りなんですよ?凹凸も手で突いて造ったり・・・くらくらしちゃう。
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敷いてある絨毯なんかも面白かったので、ぱちりと。
別荘P1030174.jpg別荘P1030176.jpg別荘P1030180.jpg

田母沢御用邸はもともと、日光出身で明治時代の銀行家・小林年保の別邸に、
赤坂離宮などで使用されていた旧紀州派徳川家の江戸中屋敷の一部を移築し、
更に増設して1899年、大正天皇(当時の皇太子)の静養地として造営されたものです。

1947年に廃止され、戦後しばらくは博物館、宿泊施設などに使用されていましたが、
栃木県が3年の月日をかけ修復・整備し、2000年に田母沢御用邸記念公園として
一般に開放されるようになりました。
このおかげで現在、江戸時代後期・明治・大正の建築様式を持ち、更に当時の最高の
建築技術を持つ建物を見ることが出来るようになりました。
技術者が少なくなっている昨今、この建物が燃えでもしたら、もう再建することは
不可能かもしれませんね。

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先日、故郷は大事だと、胸を温めることがありました。
お通夜の席で、胸を痛めたり、涙を流したり、誰かの役に立ちたいと心底思ったり。
友達や、友達の親や、友達の友達が、突然いなくなることに恐怖した瞬間。
それと同時に、あぁ私は守られているのだと思ったものです。

友達のバングラディッシュ人と日本の家族模様なんかを話していたこともあり、
なんだかひどく気の重くなった時もあったけど、こういう日本の風景や心模様を、
私にも守れたらいいなぁ、と切に、願いました。

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イタリア大使館別荘〜collection22〜栃木旅行その2 [建築]

イタリア大使館別荘/アントニン・レーモンド(1928年)
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栃木旅行の目的のひとつだった、奥日光のイタリア大使館別荘!
是非一度訪れたい〜と思っていた場所なので、念願叶って行くことが出来ました。
嬉しい♪

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イタリア大使館別荘はチェコの建築家、アントニン・レーモンドの設計した別荘です。
大使館別荘として長い間使用されて来たのを、1998年に栃木県が買収・改修し、
イタリア大使館別荘公園として現在公開されています。

群馬音楽センターに次いで私にとって二つ目のレーモンド!
(一番結有名な聖パウロ教会は、三歳くらいの時叔母さんの結婚式で行っては
いるのですがね・・・)
やっぱりいいなぁ〜。うふふ。

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およそ80年ほど前に造られた建物だというのに、まるで古くささを感じないこの
感じはなんなのだろう。
材木は杉の皮を使っており西洋と日本が調和されていて、本当に素敵でした。
リビングとダイニングが一続きになった部屋、というのは当時としては画期的だった
そうですよ〜。

大正から昭和初期にかけて、中禅寺湖畔は大使館や外国人の別荘が数十件立ち並び、
夏場には釣りやヨットに興じる人々が数多くいた、国際的な避暑地だったそうです。
今は少しばかりの面影を残すばかりだけど、今回中禅寺湖に初めて行ってみて、
心底とても綺麗で特別な場所だと思いました。
兄が栃木に移住した気持ちが、よく分かった気がしました。

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夏に行くには最適の場所です。
また是非訪れたいところを見つけました★

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山梨県立美術館〜collection21〜山梨旅行その5 [建築]

山梨県立美術館/前川國男(1978年)
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山梨の旅、終わりです。
見たい建築を見て回ることに終始した旅でした。
でも自分の中ではすごい充実感を得ました。満足まんぞく〜♪

山梨県立美術館は前川國男さん設計の美術館です。
前川さんは晩年、上野の東京都美術館や熊本県立美術館、福岡市美術館と数多く美術館の
設計を行っています。
この山梨県立美術館もそのひとつ。

この写真の外観からは想像もつかないような奥深さが、実は内部にはありまして、
絵を配置するスペースは少し変わった道順を辿り、迷路のようでもあります。
でもそれが窮屈だったり不快だったりするような複雑性はなく、
「あぁ、これは面白い」と得心するような部屋割りなのです。
廊下に突然大きな窓枠があって「これはなんだろう?」と思ったら、
そこから富士山を見渡せるためのスペースだったり(生憎その日は見えなかったけど。)。
レストランも綺麗でとってもお洒落だったし、何より環境が最高にいい。
今回の旅の中で、ここが一番気に入りました。とってもいいところ★

実は、山梨県立美術館は前川さんの建築だというのを行く直前に知りまして、
もともとはミレーが見たかったので今回、旅程に入れたのでした。
ここはミレーの美術館として有名で、ミレーの作品が何点か常設してあります。
特別大好きな画家でもないけど、やっぱりいい画家だと思うし、
実際見てみて素晴らしいなぁと再認識しました。
これほど素晴らしい絵が日本の、これだけ近くにせっかくあるのに、
見ないなんて手はない、ホント。

日本の地方の美術館は結構、びっくりするくらいいい絵をたっくさん持っていて、
わざわざ外国に行かなくてもたくさん見れちゃう。
なんせバブルの時に日本はいっぱい美術品を買い漁ったらしいので(笑)。
地方の美術館、オススメです!
こちらの美術館はミレー『種蒔く人』『落ち穂拾い 夏』などがあります。

椅子の配色とかが前川さんらしいなぁと、嬉しくて写真を撮ってしまった。
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東京文化会館みたいでしょ?

外にも彫刻などがごろごろと並んでます。
これは岡本太郎。
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岡本太郎はすごく遠くから眺めても「太郎だ!」と分かるところがやっぱりスゴい!!
好きです、タロウ〜★

外に出ると・・・あ!リンゴが落ちてる!
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近づくと・・・かなり大きい〜(笑)
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あっぷあっぷ               ちょんまげみたい〜
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「遠くからは見ると亀に見えるよ」と掃除のおじさんが教えてくれた。
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蜜をすう虫たち・・・これは何ですか?春分さん。
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遠くにはきのこが。かーわいい^^forきむたこさん
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山梨旅行、おしまい。

タグ:建築
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山梨文化会館〜collection20〜山梨旅行その4 [建築]

山梨文化会館/丹下健三(1966年)
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DOCOMOMO#088

まだまだ山梨旅行の続きです・・・イヒ。

山梨文化会館は山日YBSグループの本社ビルです。
といっても山梨の人以外は全然ピンと来ないと思われますが、山梨日日新聞社、
山梨放送など、山梨県のマスメディア関連企業がここに集約されているようですヨ。
ヴァンフォーレ甲府を経営するヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの筆頭株主とかとか。
山梨人には有名なこのビル、丹下健三さんの設計です。

丹下健三さんは建築に興味のない方でも彼の建築は絶対、一度は目にしたことがあるはず。
それくらい各地にたくさん彼の建築は残されています。
一番有名なのは都庁、フジテレビでしょうか。

始めはそれほど丹下さんの建築が好きでも嫌いでもなかった(←偉そう)けれど、
でも、いろいろと建築を見に足を運んでいるうちに、やっぱり彼の凄さは感じるように
なりました。
他の日本人建築家の設計した建物を見ると、「あーこれはコルビジェ、これはライト」とか
どこかしらその二人の名前を思い出す箇所が作品の中にあるけれど、
丹下さんの建築は「やっぱりこれは丹下健三」だと思うのです。

別に彼らを思い出させることが悪いことって訳では全然ないし、
もちろん丹下さんもその二人の影響を受けていて、勉強不足の私なんかが
気付かない部分で影響されている箇所があるのだろうけど、でもね、やっぱりね。
丹下健三さんの建築は、丹下健三さんの建築だぁと思わせる凄さがある。

近くP1020674.jpg

建築に限らず、好き嫌いといい悪いを、混同しないようにはしたいなぁと思ってます。

ちなみにこの山梨文化会館は、甲府駅を挟んで反対側の舞鶴城公園からの眺めが最高です。
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舞鶴城公園はもともと甲府城(別名・舞鶴城)があったところ。
甲府城は本能寺の変の後、徳川家康の命により築城した城です。
かつては20haほどの広大な城郭だったそうですが、享保年間の大火事、明治維新後の
廃城などにより、現在では櫓や石垣しか残っていません。

甲府駅の南口が舞鶴城公園、北口が山梨文化会館。
城P1020678.jpg
ちなみにこれは静岡県富士市の富士駅ー甲府駅間を走る身延線。313系。

そしてもうちょっとだけ山梨の旅、つづく。

タグ:建築
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中央本線竜王駅〜collection19〜山梨旅行その2 [建築]

中央本線竜王駅/安藤忠雄(2008年)
駅P1020728.jpg

山梨に行くことが決まって、まず一番初めに思いついたのが、この駅。
安藤忠雄が設計した駅が出来上がったとこの春、話題になっていました・・・多分。
どこかで。
甲府あたりに行くことがあったら寄ってみようと思っていたら、案外、
思ったより早く訪れることが出来ました。

風通しのいい、空間。
駅P1020754.jpg

生憎の天気で残念ですが、見晴らしも素晴らしい。
駅P1020762.jpg
うん、格子っぽい!ワタシ、格子ってダーイ好き。

エレベーター              エスカレーター
駅P1020749.jpg駅P1020780.jpg
こんなところにお手洗い         お手洗い入り口
駅P1020770.jpg駅P1020778.jpg

以前の竜王駅を見るとちょっとびっくりな豹変ぶりです。
まわりはのどか〜な田園&畑地帯なので、駅、ちょっと浮いてます(笑)。
でも安藤さんの、この駅がこの土地のみんなの心の拠り所になればいいなぁ、と云う
コメントはなんだか微笑ましく思えました。

駅は、いつでも、出発と到着を繰り返す場所なんだね、そういえば。
ちなみに、私は鉄子ではありませんヨ。

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旧前田侯爵家別邸〜collection18〜 [建築]

ぼくは旅人ではない  
歩いているだけだ               (『ぼくは歩いている』田村隆一)
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旧前田侯爵家別邸(鎌倉文学館本館)/渡辺栄治(1936年)
全体P1020501.jpg

常に、次に見に行く建物を考えている。
何かの折に普段行かない場所や降りない駅に行くことになった時は、
必ず、その近くに「いい建物」がないか下調べをして出掛けます。
あてもなくふらり歩きすることも多いけれど、時間がある時は、大抵。

次に行こうと思う建物リストの中に、この鎌倉文学館は随分と長い間、
名を連ねていました。
もう10年くらいあそこは行かないと思いつつ、鎌倉には度々足を運んでいながら、
ここには行かず仕舞いでした。
その建物に、ようやく行って来ましたよ〜。

嗚呼!!この和洋折衷感がたまらない・・・!!屋根、瓦ですよ?!
空P1020496.jpg天井P1020499.jpg本入り口P1020500.jpg床P1020498.jpg空P1020491.jpg近くP1020497.jpg

中は残念ながら撮影禁止。
梅雨の時期もあって写真も随分と暗いものになってしまいましたが、
本当に素敵な場所でした。
長谷の高台にあり、ここから相模湾が見渡せます。

友人のライブが大船であったので、そりゃ鎌倉に寄るしかないと、
その日のプランを頭の中で思い巡らしていた時(実はこの過程が一番楽しいかも)、
鎌倉文学館で『田村隆一〜詩人の航海日誌〜』と云う企画展が行われていることに
突き当たりました。

本入り口P1020492.jpg

私は、好きだけど大っぴらに好きだ、と公言しづらい作家が何人かいます(笑)。
三島由紀夫も結構恥ずかしい。
(しかし私は大学時代、三島の写真を部屋に飾っていた・・・。
 あ!ちなみに鎌倉文学館は三島の『春の雪』の舞台にもなっています。)
エドワード・ゴーリーも好きだし・・・とこれ以上はやめておく。
田村隆一、その人もその一人です。

田村隆一は戦後を代表する詩人で、戦後詩に大きな影響を与えた人。
詩のみならず随筆も随分と残しているし、メディアへの露出もかなりあった人なので、
母の世代には有名な人だけど、私の世代での知名度はかなり低い。
知れば知るほど私の中での変人度合いが深まって行きます・・・。

やっぱり詩人で、世界名作劇場の『アルプスの少女ハイジ』や『フランダースの犬』の
主題歌の作詞で有名な岸田衿子(ちなみに岸田今日子の姉、谷川俊太郎の元妻)や、
鮎川信夫(これまた詩人)の妹などと、五度の結婚をしているし、
ウィスキー留学などと云う「ただ酒飲みに行っただけだろ!!」留学をしに
スコットランドまで行った人らしい。
私も行きたい、ウィスキー留学・・・。
要は女好き、酒好きだった人だと思うのだけれど、やっぱりなんと云っても、
かっこいい。

言葉なんかおぼえるんじゃなかった
言葉のない世界
意味が意味にならない世界に生きてたら
どんなによかったか
         (『帰途』田村隆一)

視力が肉眼と化したとき
物は心に生れ変る たとえ
地の果てまで旅をしたとしても
視力だけでは「物」しか見えない
         (『美しい断崖』田村隆一)

常々、人生を旅に例えることに違和感を感じていました。
もちろんそんなのは見ている方向の違いだとは思うけれど、
田村隆一の詩に出会って、私の中の違和感は行き場を得た気がしました。
まぁ、人生が旅だろうが旅が人生だろうが、どっちでもいいんだけど。
私にとって大事だったのは、どっちでもいいと云うその境地を得た感覚、です。

でもたまに、遠くに来たなぁ、と云う感覚が欲しくなる。
実際、遠くても近くても。
入り口P1020489.jpg

目が肉眼になるまでは
五十年はかかる
青年のときはイデオロギーや観念でしか
ものを見ていない
海の微風 木枯らしの音
世界の影の部分が見えてくるまでには
         (『人が人になるのには』田村隆一)

遠くP1020504.jpg


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国立西洋美術館~collection17~ [建築]

国立西洋美術館/ル・コルビジェ(1959年)

先日まで国立西洋美術館で「光彩時空'07」と云う催しが行われていたので、
仕事の帰りにふらりと寄ってみました。
友人が教えてくれるまでちっとも知らなかったのですが、テレビで取上げられたりと、
なかなか世間の注目を集めていた催しだったようですね~。

最新の照明機材を用いて、照明デザイナーの石井幹子さんにより、
建築外壁や前庭をライトアップしています。

時間ごとに芸大生の生演奏も行われていて、コルビジェにちなんでグノーやドビュッシーなどの
フランスの作曲家の音楽を演奏していました。
生演奏を行っていない時も、ずっとサティのグノシエンヌが流れていましたね。

ライトアップだけでは多分、それほど面白くなかったと思います。
音楽や季節や空気との相乗効果が抜群に良かった。
演奏する側もああいった場所で演奏するのも楽しいだろうなぁ。

前庭のベンチに座ってサティやドビュッシーをぼんやり聴いていたら、
何かがわたしの心の柔らかい部分に触れて、私は動けずに、
しばらくじっとそこに留まっていました。
多くのものが私の中に去来し、長い間そこで考え事をしていたのですが、
何より思ったのは自分は自分で思っているよりも、音楽に支えられているのだなぁ、
と云うことでした。
十年くらいチェロをやっていて今更だけど(笑)。

せっかくなので常設展も見てきました。
閉館間際と云うこともあって人もまばらで、随分ゆっくりとひとつひとつの絵を鑑賞出来ました。
こちらの所蔵のルーベンスの子供の絵がかーわいんだ。
モネやルノワールも充実しているし、いい美術館ですね、国立西洋美術館は。

ちなみにフランスが今コルビジェの建築群をユネスコの世界遺産に登録申請していて、
国立西洋美術館も先日、暫定リストへの登録が決定したそうです。
なんだかわくわくしますねー。

通りの向こうにはコルビジェの弟子の前川國男が設計した東京文化会館。

私はギャツビィのように、通りの向こうにともる灯りをしばし見詰めていました。


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国立新美術館~collection16~ [建築]

国立新美術館/黒川紀章(2006年)

黒川紀章さんが亡くなられたとのことですね。
心よりご冥福をお祈り致します。
いいものたくさん残してくれて感謝します。

いつか載せようと思っていたこの写真、こんな形で載せることになるとはなぁ・・・。
ご本人の奇抜さ通り、面白い建築をいろいろ見させて頂きました。
中銀カプセルタワービルとか、オランダのゴッホ美術館とかね。

身近でも黒川さんの建築が意外とあるんですよね~。
私が今住んでいる杉並区の杉並区立中央図書館も黒川さんだし、
六本木のプリンスホテルも黒川さんだし、
そういえば福岡銀行の本社ビルも黒川さんですね~、kai-tさん。

最後の言葉が、奥様に云った「ホントに好きだったんだから~」だったそうですよ^^
それが本当ならなんてかわいい人なんだ。
なんか憎めなさそうな人でしたよね(笑)。

今までお疲れ様でした。
おやすみなさい。


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神奈川県立近代美術館~collection15~ [建築]

『神奈川県立近代美術館』坂倉準三(1951年)

DOCOMOMO#010

神奈川県立近代美術館で開催されている、『アントニン&ノエミ・レーモンド』展に行って来ました。

『建築と暮らしの手作りモダン アントニン&ノエミ・レーモンド』
平成19年9月15日(土)~平成19年10月27日(日)
神奈川県立近代美術館 鎌倉
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

観覧料 一般 1000円(団体900円)
20歳未満・学生 850円(団体750円)
65歳以上 500円

アントニン・レーモンドはチェコ出身の建築家です。
フランク・ロイド・ライトの事務所に入所し、ライトのもとで学んでいたため、
帝国ホテル建設のために1919年に日本に来日しました。
その後彼は1922年に独立して日本で設計事務所を設立したので、
日本には数多くの建築物を残しています。

一番有名な建築物は軽井沢の『聖パウロ教会』かな。
堀辰雄の『木の十字架』にも登場するあの教会。
と云っても堀辰雄自体、今日性のある作家とは云えないので、
あんまり詳しい説明にならない気もします(笑)。

あとは高崎の『群馬音楽センター』。
こちらは以前紹介したことがあります。→群馬音楽センター

今回はそのレーモンドと、奥様のノエミさんの作品の、共同での展示会でした。
ノエミ・レーモンドの名前は私、今回初めて知ったのですが、彼女の作品がこれがまた至極素敵。
今回の展示会で、奥様のノエミ・レーモンドの存在があってこそ、アントニン・レーモンドの建築が
存在していたのだと云うことがよく分かりました。
家具とかカーテンとか絨毯とかインテリア関係はノエミ・レーモンドが殆ど手掛けていて、
これがまたアントニン・レーモンドの建築物にぴったり合うんですね~。
色彩も風合いもとても素晴らしいので、彼女の名前があまり表に出てこないのが、
なんとも不思議な気がしました。
今回この展示会に行って、彼女の存在を知り得たのは自分の中でかなりの収穫となりました。
なんだかいろいろな刺激をもらってきましたね~。

もちろんレーモンド自身の建築物もどれも素晴らしく、予想以上に多くの建築物を今でも
残しているのが分かったので、これでまたしばらく旅に出る理由が出来ました。イヒ。

ところでこの展示会が開催されている神奈川県立近代美術館は、ル・コルビジェの弟子、
板倉準三さんの建築物です。
板倉準三さんは白馬東急ホテルとか、新宿駅西口広場(あの西口のぐるぐる)を設計した方。
高校生の頃から鎌倉に通いつめていた渋好みの私なので存在は知っていたのですが、
中に入ったのは今回初めてで、前から入ろう入ろうと思っていただけに、
今回レーモンド展と合わせて観に行けたので、とっても嬉しかったです^^うふふ。


鶴岡八幡宮の敷地内にあるこの建物。
その作りのシンプルさとか、機能的なところとか、建物本体がせり上がっているところとか、
まさにコルビジェっぽくて、さすがコルビジェのお弟子さん、と思いました。

でも日本的な要素が入っていて、それがまた素敵。

一階から見える平家池。

切り取られた次回告知掲示板          吹き抜けた青空

優しい売店                      振り返らない人

建物中央は吹き抜けになっています。二階から見下ろす。

中央のオブジェはイサム・ノグチ。

お隣の展示室は耐震性などの問題により、現在は閉鎖されていました。

見て頂くと分かるとおり、随分と錆付いていましたね~。
メンテしてあげてるのかなぁ。なんて、余計な心配をしてみる。
建物の維持費ってかなりかかるのは商売柄分かってはいるのですが・・・(笑)。

吹き抜けから見えた青空。すっかり秋の色ですねぇ。

足を延ばして、先日から行こうと思っていた海にも行って来ました。
江ノ島電鉄『鎌倉高校前』駅より。

この駅は私の昔からのお気に入り。

遠くで見える江ノ島に、慰撫されたり鼓舞されたり。

今日と云う日は暮れていきます。


同潤会青山アパートメント~collection14~ [建築]

『同潤会青山アパートメント』同潤会(1927年)⇒『表参道ヒルズ』安藤忠雄(2006年)

表参道ヒルズが出来てから早1年半くらい。
設計した安藤忠雄さんは決して嫌いじゃないけど(同じコルビジェファンだし)、
個人的感傷で表参道ヒルズには今まで一度も足を運んでいませんでした。
だって悲しいもの。

先日たまたま表参道に行くことがあったので、やっぱり行っておかないとね、
と複雑な心境でようやく立ち寄る決心をして寄ってみました。

端っこの方にはもとの建物を外観だけ残してあるとは聞いていたのですが、
ホントにちょびっとだけありました。それだけでも懐かしいし、嬉しい。
安藤さんの気持ちはちょっと分かる気がする。

でも何より嬉しかったのは、側面に絡まった蔦がぐんぐん伸びてきていること。
ほらね。

裏側から。

私は建築当時の表参道ヒルズを見てないから知らなかったけれど、
友人の話しでは新築時はこの蔦は絡まっていなかったということ。
それを聞いてなんだか嬉しくなっちゃって。
植物って本当に強いなぁ。

変わったように見えても変わらないものはある。
変わらないように見えて変わっているものもある。
変わらないことが全てではないし、変わることが全てではない。


受容することについて、考える日々です。


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